オトシン観察記録

オトシンクルスを観察します

いまさら導入

 フィッシュレットって昔からあるフン取り用品ですけど、昔からある分よくできてると思います。モーター式でフンを通しているとモーターのインペラの消耗が激しいですが、エアリフト式なのでその辺の摩耗もないです。しかもエアリフト式だと引っ張る力が微妙に調節できて、強すぎるということもないのも良い点です。欠点は基本的にベアタンク、大型肉食魚用であると収集能力不足であるという点です。そもそもオーバーフロー水槽の場合、吸い込んでしまえばウールボックスで受けてろ過できてしまうので、フンを水槽内にとどめる利点はあまりありません。


 フィッシュレットが最大限効果を発揮するのは改造による排水機能を付加した時だと思います。穴を開けたりφ13の配管をしたりと設置のハードルは高いですが、設置さえしてしまえばメンテナンスの労力を減らせます。給餌中の夜間はエアを止めて運用しても直接的なろ過能力が落ちることがなく、朝エアーをつけ忘れなければ昼間のうちにフンや残エサを回収、帰宅後の水換えが捗ります。欠点は60cm規格水槽には排水能力が高すぎてフィッシュレットの中をきれいにしているうちに水が抜けきってしまうことと、さすがに全体をカバーすることはできないので取りにくい場所を別で掃除することは必要だということ、フィッシュレット自体の清掃もそれなりに必要だということです。


 基本のろ過は外部式フィルターにしているのですが、内部の清掃がとにかく面倒なので、ストレーナーに目の細かいスポンジフィルター用のスポンジをつけています。そのスポンジは当然掃除が多く必要ですが、外部フィルターは動かしながらでできるのでその面倒くささは許容しています。ベアタンクにしていると床面のゴミは気になるのでこまめな掃除が必要になりますが、プロホースでの掃除も面倒は面倒なのでフィッシュレット排水導入により、多少その手間が減らせると考えるとマシになったのかなとは思います。